濱音ヒストリー その20
1年を一日と捉えるなら、夏は真昼。
秋〜冬はというと夕闇から真っ暗で冷たい夜ということになる。
木枯らしが吹く頃になると、街行く人は襟を立てなるべくビルの中へ、とりわけ暖房の効いた場所へと足を急がせる。冷房の効いた場所へ移動する夏の暑い日と同様だが、夏には「祭り」的な不可思議な熱がある。屋外の「暑さ」に音楽の「熱さ」をぶつけて自分たちなりに楽しむ事で、気持ちを更にハイに持っていけるのが夏のマジックといったところだ。
秋口。
歌っている側は、いい。大変なのはファンのほうだ。
盛り上がる曲はいいが、バラードやちょっと切ない歌になると、とたんに身震いするような寒さに改めて気づかされる。手の中で次第に冷めていくペットボトルのお茶や、携帯型のカイロを握りしめて、それでも好きだから、歌に立ち止まる。
歌い手は、辛そうなファンを見るのは辛いのだ。
寒さが身にしみ始めた秋だから、屋内で歌を楽しんでほしい。
「雨音」をやらせてもらった場所で、
木枯らしも気にせず歌を楽しめるイベントがやりたい。
今回は二つ返事で、「自然の広場」使用をOKしてくれた。
2001年11月2日(金)
風音〜紅謡樹〜 THE ANSWER'S BLOWING (相鉄ジョイナス・自然の広場)
どどんぱ Funny Bay Beans ハイカラ 中原明彦 TAKU Green Piece 東龍太郎
当時横浜路上シーンのニューカマーだった、女性VoのバンドFunny Bay Beansと、二人組のどどんぱが初参加。今回もハイカラ参加で、スタッフのテンションがあがったのはいうまでもない。
イベントを行うとどうしても、困った客というのがついてくる。
規模が大きくなればなるほど仕方ない課題ではある。
でも濱音イベントで、そういったトラブルはついぞ聞くことはなかった。
歌のよさだけではなく、前回の「雨音」でファンのみんなのモラルある行動を見て、ジョイナスのスタッフの皆さんは今回もそれを信じてくれたんだろう、と直感的に思った。歌いやすい環境、歌を楽しみやすい環境は、みんなで作り上げていくもの。その気持ちが全員同じ方向を向いていて、それがとても嬉しかったのを今でも覚えている。
つづく。
開催まであと9日。
秋〜冬はというと夕闇から真っ暗で冷たい夜ということになる。
木枯らしが吹く頃になると、街行く人は襟を立てなるべくビルの中へ、とりわけ暖房の効いた場所へと足を急がせる。冷房の効いた場所へ移動する夏の暑い日と同様だが、夏には「祭り」的な不可思議な熱がある。屋外の「暑さ」に音楽の「熱さ」をぶつけて自分たちなりに楽しむ事で、気持ちを更にハイに持っていけるのが夏のマジックといったところだ。
秋口。
歌っている側は、いい。大変なのはファンのほうだ。
盛り上がる曲はいいが、バラードやちょっと切ない歌になると、とたんに身震いするような寒さに改めて気づかされる。手の中で次第に冷めていくペットボトルのお茶や、携帯型のカイロを握りしめて、それでも好きだから、歌に立ち止まる。
歌い手は、辛そうなファンを見るのは辛いのだ。
寒さが身にしみ始めた秋だから、屋内で歌を楽しんでほしい。
「雨音」をやらせてもらった場所で、
木枯らしも気にせず歌を楽しめるイベントがやりたい。
今回は二つ返事で、「自然の広場」使用をOKしてくれた。
2001年11月2日(金)
風音〜紅謡樹〜 THE ANSWER'S BLOWING (相鉄ジョイナス・自然の広場)
どどんぱ Funny Bay Beans ハイカラ 中原明彦 TAKU Green Piece 東龍太郎
当時横浜路上シーンのニューカマーだった、女性VoのバンドFunny Bay Beansと、二人組のどどんぱが初参加。今回もハイカラ参加で、スタッフのテンションがあがったのはいうまでもない。
イベントを行うとどうしても、困った客というのがついてくる。
規模が大きくなればなるほど仕方ない課題ではある。
でも濱音イベントで、そういったトラブルはついぞ聞くことはなかった。
歌のよさだけではなく、前回の「雨音」でファンのみんなのモラルある行動を見て、ジョイナスのスタッフの皆さんは今回もそれを信じてくれたんだろう、と直感的に思った。歌いやすい環境、歌を楽しみやすい環境は、みんなで作り上げていくもの。その気持ちが全員同じ方向を向いていて、それがとても嬉しかったのを今でも覚えている。
つづく。
開催まであと9日。
by hamaoto
| 2007-11-21 00:22
| ◆濱音ヒストリー◆